賛助会員 宮本晴美さん
カウンセリングのススメ「心って何」を読みました。1月号です。
心、魂、精神、脳、障害、考えれば考える程、その関係は本当に哲学的ですネ。
精神障害より、心の病、心病む人、言葉の上では何だか優しく聞こえますが、でも、よく考えると変です。価値の基準をどこに置くかによって、物の見方はずい分変わるものですが、特に今の世の中、一見、心身共に健康を自負している人で心の貧困な人や、病んでいるとしか思えない人が多いと思います。
医学的には、どうなのか解かりませんけれど、思いとしては、心と、脳の活動の病気とは切り離して考えたいですネ。
人間の知恵や、科学の力を、どのように駆使しても作り出すことの出来ない心。
病いを持っているからこそ、痛みを知っているからこそ、優しくなれるし、また、豊かなのかなと思います。
弱さを持っている人たちが、その弱さを前面に出さなくても、ほっと息のつける社会、補いあえる関係とくらしが出来るようになればと、心より、願います。
平成11年2月11日